☆今日のテーマ
「月と暦 その(2)☆番外編
フーさんです。お久しぶりです。
秋の夜長を楽しんでいるうちに、あっと言う間に時がたってしまいました。すみません。
親鸞会の同朋の里では、ぎんなんや栗がとれるそうで、実りの秋ですね。
今日は、「月と暦」の3回目です。

弘宣部ビルで見かけた月です
■先回の解答をいたします。
『親鸞聖人のお歌』で、「弘長二年霜月の下旬八日の午の刻」と、「霜月」って、出てきました。
- 霜月は、11月。
- 下旬八日は、28日。
- 午の刻は、午前11時ごろから午後1時の間をさします。
さて、問題を覚えておられますか?
- 「弥生三月 花のころ」といわれる「花」とは?
- 「五月晴れ(さつきばれ)」って、5月の連休の晴れのことだよね?そういえば、あの時期、晴れた日が続くよね。
- 「五月雨(さみだれ)」って、その晴れた日の合間に降る雨のこと?
- 「節分」「立春」って?
- 「夏至」「冬至」って、いつのこと?
- 「今日は、立秋だから、もう、これからは、残暑見舞いだよ」といわれたけど、まだ、8月は真夏だよね?なぜ秋なの?
※実は、昔、次のように、考えられていました。
- 春……1、2、3月
- 夏……4、5、6月
- 秋……7、8、9月
- 冬……10、11、12月
季節の分かれ目の日を、節分。
次の日が、その季節の始まる日、立つ日になります。
立春、立夏、立秋、立冬といわれます。
- 夏の盛りを、夏至(げし)。
- 冬の盛りを、冬至(とうじ)。
- 春に、春分。秋に、秋分。
※ところが、旧暦と新暦は、ほぼ、1ヵ月ほどの、ずれがあります。
わかりやすい例を挙げますと……、
今年の節分は、2月3日、立春は、2月4日ですから、「1月から、季節は春」という昔の人の考えからすると昔と今は、1ヵ月ずれているのが、わかりますね。(今の2月が、昔の1月)
同じように、
春
- 1月(睦月) 立春(今年は、2月3日)
- 2月(如月) 春分(今年は、3月20日)
- 3月(弥生)
夏
- 4月(卯月) 立夏(今年は、5月5日)
- 5月(皐月) 夏至(今年は、6月21日)
- 6月(水無月)
秋
- 7月(文月) 立秋(今年は、8月7日)
- 8月(葉月) 秋分(今年は、9月21日)
- 9月(長月)
冬
- 10月(神無月)立冬(今年は、11月7日)
- 11月(霜月) 冬至(今年は、12月22日)
- 12月(師走)
※質問については……、
(1)弥生3月とは、現在の4月。だから、そのころの花は、桜 と考えてもいいのでは。
(2)(3)は、「さつき」とは、旧暦5月だから、現在の6月に当たります。6月は、梅雨の季節。よって、さつき晴れとは、梅雨の合間の晴れ。五月雨とは、梅雨の雨のこと。
(4)(5)は、上で、お話ししました。
(6)は、立秋は、今年なら、8月7日でした。これは、昔は、まず、暦の上の季節があり、それに合わせて歌を詠んだりしていたんです。もう、暦の上では、春だから、そろそろ、雪がとけたころだろう、とか。暦の上で、もう、秋だから、秋風が吹くころだろう、とか。暦の上では、もう秋だけど、まだ、夏の暑さが残っていますね、という心から、残暑見舞いでしょうか。
以上、簡単で、すみません。
来月は、親鸞聖人、報恩講ですね。
もう、今年も、こんな時期になりました。
ほんとうに、月日のたつのは、はやいです。
一日一日を大切にしていきたいですね。
番外編は、これで、終わります。 ふ~。
日本語教室「月と暦3」 is a post from: 親鸞会をビジュアルで発信