☆今日のテーマ
「月と暦 その(2)☆
フーさんです。
夜、月を眺めていると、風流な気分になりますよね。
昔の人は、歌には、「花鳥風月」を詠むのが、一般的でした。
花鳥風月といったら、まさに、親鸞会の聖地は、すべて、素晴らしいですよね。
この秋の連休、満喫された方もたくさんおられると思います。
今日は、「月と暦」の2回目です。
■「えっ!まだ8月なのに、もう秋なの?」
1年、12ヵ月ありますが、昔は、別の名前がついていました。
ご存じですか?
「やよい三月 花のころ」と聞いたことがありますね。
『親鸞聖人のお歌』で、「弘長二年霜月の下旬八日の午の刻」と、「霜月」って、出てきました。
一般に、「さつき」晴れ、「しわす」などは、よく聞きますよね。
これが、月の異名といわれるものです。
- 1月 睦月(むつき)
- 2月 如月(きさらぎ)
- 3月 弥生(やよい)
- 4月 卯月(うづき)
- 5月 皐月(さつき)
- 6月 水無月(みなづき)
- 7月 文月(ふづき・ふみづき)
- 8月 葉月(はづき)
- 9月 長月(ながつき)
- 10月 神無月(かんなづき)
- 11月 霜月(しもつき)
- 12月 師走(しわす)
どれだけ、知ってたかな?
手紙の時候の挨拶に、月の異名を書くと、この人、ちょっと違うぞ、と思われるかも……?
さて、ここで、問題です。
- 「弥生三月 花のころ」といわれる「花」とは?
- 「五月晴れ(さつきばれ)」って、5月の連休の晴れのことだよね?そういえば、あの時期、晴れた日が続くよね。
- 「五月雨(さみだれ)」って、その晴れた日の合間に降る雨のこと?
- 「節分」「立春」って?
- 「夏至」「冬至」って、いつのこと?
- 「今日は、立秋だから、もう、これからは、残暑見舞いだよ」といわれたけど、まだ、8月は真夏だよね?なぜ秋なの?
さて、どうでしょう?
この解説は、次回にしますね。
今日は、さっと、月の異名の意味を、解説しますね。
実は、どの名前も諸説があります!たくさんあるんです!
その中で、一般的でわかりやすいものを挙げることにします。
《睦月(むつき)》……1月
・互いに往来して、睦まじくするところから、「むつびつき」の略。
《如月(きさらぎ)》……2月
・寒さのために、衣を重ねるところから、きさらぎ、きぬさらぎ(衣更着)。
《弥生(やよい)》……3月
・草木が、いよいよ(いや)、花葉をつけ生じる、という意味から。
《卯月(うづき)》……4月
・ウツギの花(卯の花)が咲く月。
《皐月(さつき)》……5月
・さなえつき(早苗月)の略。早苗を植える月。
《水無月(みなづき)》……6月
・暑さで、水がかれるところから、水なし月。
・この月に田に水を入れるところから、水月。水の(な)月の意味。
《文月》……7月
・稲の穂のふふみづき(含月)の意味。穂見(ほみ)月の意味。
・七夕に、詩歌の文(ふみ)を供えるところから。
《葉月》……8月
・はおち(葉落ち)月の略。黄葉の月の意味。
《長月》……9月
・夜長月の略。
・いなかり月(稲刈り月)の略。
《霜月》……11月
・霜降り月の略。霜の月。
《師走(しわす)》……12月
・経をあげるために、師僧が東西を馳せ走る月であるところから。
※10月は、親鸞学徒として、書きたくないので省略。
番外編、次回も続けます。
では、今晩は、これまで……、ふ~。
日本語教室「月と暦2」 is a post from: 親鸞会をビジュアルで発信